リフレッシュサイクルとは
作成日:2020年11月26日 | 更新日:2023年3月24日
この記事では、Endpoint Central Cloudで用いられている「リフレッシュサイクル」の仕様について記載します。なお、この仕様は Endpoint Central(オンプレミス版)、Patch Manager Plus(オンプレミス版)、Patch Manager Plus Cloudに共通しています。
リフレッシュサイクルとは
リフレッシュサイクルとは、Endpoint Central Cloud エージェントが定期的にサーバーに通信する間隔のことです。(または、この通信を行うタイミングを指します。)
Endpoint Central Cloud は、エージェントが定期的にサーバーに通信して、Endpoint Central コンソール画面にて作成されたパッチ配布/ソフトウェア配布などの構成情報やスキャンなどのスケジュールタスクなどの情報を取得します。
(※パッチ配布機能などの配布ポリシーで実行時間帯を指定している場合は、指定時間帯に含まれる最初のリフレッシュサイクルのタイミングにおいて、設定した動作が実行されます。)リフレッシュサイクルに関係がある主な機能は以下の通りです。
- 各種「構成」
- スケジュールパッチスキャン / スケジュールインベントリスキャン / スケジュールファイルスキャン (※ 指定時刻後の最初のリフレッシュサイクルにおいて実行されます)
- パッチ配布 / ソフトウェア配布
- パッチのダウンロード / ソフトウェアのダウンロード(※配布ポリシーにて「リフレッシュサイクル中にパッチやソフトウェアをダウンロード」を有効化した場合のみ。パッチやソフトウェアのダウンロード時間帯を指定することはできません。)
- 禁止ソフトウェアのアンインストール
等
リフレッシュサイクルの目的
エージェントごとにリフレッシュサイクルの時間がずれるため、 Endpoint Central Cloud への負荷低減や、LAN内のネットワーク帯域幅消費の抑制などが可能です。
リフレッシュサイクルの間隔
リフレッシュサイクルは、90分間隔となります。この間隔は製品仕様であるため、変更できません。また、リフレッシュサイクルの時刻は、自動的に割り当てられるため、変更したり、具体的なタイミングを確認することはできません。
例えば15:00のリフレッシュサイクルでの実行タスクが15:15に終了した場合、次のリフレッシュサイクルの時間は16:45になります。
パッチ/ソフトウェアの配布や各種構成における「今すぐ配布」、および 手動パッチスキャン / 手動インベントリスキャン については、各エージェントと通信できる場合、リフレッシュサイクルにかかわらず即時実行されます。
配信サーバーと Endpoint Central Cloud の通信間隔は「複製ポリシー」で定義されます。複製ポリシーは配信サーバーのあるリモートオフィスに適用する場合に限り、間隔や帯域幅の指定が可能です。